ファゴットって知ってますか?

東京藝大卒の茨城県産ファゴット奏者、皆神陽太です。

munich!

行ってきました、ドイツ・ミュンヘン!!!

 

f:id:yohtam:20191119133714j:image

 

ARDミュンヘン国際音楽コンクールへ参加するために。

 

ずっと憧れていたコンクール。そしてはじめてのドイツ…つーかロシア行ったときはオケの仕事だったので、自分で航空券手配すること自体はじめて。実は国内便も予約したことないのに笑

チケットが手元に届いてもなお現実感がなくて、おれほんとに1人で行くの…?ドイツ…?って感じでしたが。

たくさんの人に支えられて、あとは持ち前の運と勘でどうにかステージに立つことができました。

 

まずハプニング?だったのは、ミュンヘン空港についてから!

どうにかなるだろとネット環境を整えず上陸したのが悪かった。フリーWiFiがなく地図が見られない(T . T)

深夜だったため案内所も開いておらず、空港からホテルまで向かえる電車がわからない…

みんな乗っていくからこれかな?と飛び乗った電車 進めど進めど暗い田舎の駅…

え、これやばい?と気づいたときには時遅し。戻る電車が来るのかどうか怪しい時間帯だったのです。

もう最悪、ついた駅でかたっぱしからお宅訪問して泊めてもらえないか聞こう!と思っていました。笑

 

でもだんだんと明るい駅が増えてきて

お、少ない乗客がみんなドバッと降りた。ここか!?

降りてみるとそこが正解のミュンヘン中央駅っぽかった。笑

 

でもホテルの場所が定かでない。大きい駅で、出口がたくさんあってなんのこっちゃ…

とりあえず栄えてそうな方に出て人の流れに沿って歩く。あまりキョロキョロ旅行者感を出していると危険かなと思い、思い切って通りを曲がってみると…

そこに偶然目的地のホテル(T . T) 安心しすぎて涙ちょちょぎれました。

 

そんなこんなで迎えられた1stラウンド。語学の壁が高すぎてちゃんと手続きできてるのかソワソワでしたが、なんのトラブルもなく舞台袖まで行けました。

 

f:id:yohtam:20191119134733j:plain

最高のパートナーSrebraと。僕のルー大柴英語もにこやかに対応してくれました

 

ステージからの景色は、CDジャケットでしが見たことのないような名奏者が審査員としてズラり。共演ピアニストにも恵まれ、張りつめた中でいまの自分が出せたと思います^_^

ただ、 自分の番が終わったあと他の出演者たちを聴いて驚愕。。 同世代とは思えない自由自在な表現に度肝をぬかれました。

結果を見るまでもなくこれは…僕が立つには早すぎるステージだったなと 納得。これからに生かしていけるよう聴ける演奏はすべて聴いてきました。

3日間の1次予選がおわり、2次のスケジュール発表。僕の名前はありませんでした。

 

悔しくないといえばウソになるけど、こんなはずではなかった!というような演奏をしたわけではないし、時を経て必ず糧になるような経験ができました。

次のチャンスへむけて気を引き締めていきたいと思っています。

 

せっかくのドイツ!そして本選までは一応滞在予定だったので笑 ヒマになってしまった時間をつかって観光もしてきました。

f:id:yohtam:20191119134937j:plain

本拠地フィルハーモニー。ライトアップ見事でした。

 

ミュンヘンから高速バスで4時間ほどのベルリンへ。弾いてるのは僕とおなじ人間のはずなんだけど、どう聴いても人間離れした演奏に目ひんむきました。

はじめてのベルリンフィルを日本ツアーではなく本拠地で聴けた贅沢。。 一生忘れない時間に。

周りのお客の層がさまざまだったのも印象的。日本とは違い、クラシックの演奏会が生活に溶け込んでいる感じがすごくあった。デートで来てたり、家族連れっぽかったり。あんまり日本のコンサートホールでは見かけない光景ですよね。

 

 

f:id:yohtam:20191119135006j:plain

座れなかった。

 

そんで忘れちゃいけないビール活動。滞在最終日がオクトーバーフェストの開始日とかぶったため、飛行機のる前に行ってきました!…が。

現地の人たちの気合いに完全に負けました笑 ゆっくりお昼に行ったらもう座る場所がない!並べど並べどビールにありつけない!笑

きけば皆さん会場前に並んで、なんなら予約も済ませて楽しんでいるそうです。ふらっと行くような場所じゃなかった…

ごった返してたけど、席がないとお酒にありつけないシステムで全体的にクリーンな印象。うーん、歩き飲みでも私は全然問題ないんですけれども…笑

お土産だけ買ってそそくさと退散。苦い思い出になりました いつかリベンジするぞ!