23歳の冬
日本フィルさんの定期演奏会にエキストラとして出演させていただき
本番後、首席ファゴット奏者 鈴木一志さん邸での
ホームパーティーにお招きいただきました♪
鈴木先生と奥様、息子さんもご一緒に♪ お洒落なカフェバーのようなおうちでした…(*_*)
実は、私が高校生のときに母校の佐和高校にて開かれた吹奏楽講習会に
鈴木先生が講師としていらっしゃっていたのです。
その講習会では、茨城県内のいくつかの学校が集まり
楽器ごとに分かれてレッスンが行われるスタイルでした。
「吹奏楽」講習会ですから、生徒のみんなはコンクールや定期演奏会へ向けた吹奏楽曲をレッスンして頂いたのだと思うのですが
私はソロコンテストで演奏予定だったウェーバー作曲のファゴットコンチェルトを見ていただいたのです!!(いま思い返すとなんと図々しいのでしょうか…)
当時(高2)、まだどなたのレッスンも受講していない状態で
何から何まで完全に自己流で吹いていた私。
ウェーバーの練習や本番の録音も残っていますが、突拍子もない解釈や身体に負担がかかりすぎな音ばかりで
相当悪い癖をつけて吹いていたことがうかがえます(他人事)
先生にはなんだこいつ…と思われていたことでしょう(*_*;
時がたち、このような形でお隣で吹かせていただける日が来るなんて…
人生どうなっていくかわかりませんね。
本番中とっても不思議な気持ちになりました。
いまこのステージに立っていることがどれだけ奇跡的なことなんだろうと感じずにはいられませんでした。
素晴らしいご縁に恵まれ、ファゴットそして音楽の魅力をここまで深く知ることが出来ました。
とはいえどまだまだ。底は全く見えませんが、現時点まで培ってきたこと これから吸収できることを
この先 生まれてくる世代にも伝えられるような奏者でありたいと 強く思う23歳の冬なのでした。